背骨の強さと柔軟性

シンガポールはここ最近、33℃を超える日も多く、あまりの暑さでニュースになっています。
⁡シンガポールにお住いの皆様、潤い不足になりがちです。血液もまた水分ですので、貧血や頭痛にもなりやすいです。健康管理という意味でも、よく眠るための習慣や、リラックスする ”陰” を生活に取り入れること、ぜひ心がけてくださいね。
⁡さて、今月のレッスンテーマは以下です。
”呼吸と肌の潤い” Part2
~背骨の強さと柔軟性~
⁡背中の柔軟性は、呼吸と密接に繋がっています。
想像すると分かりますが、肋骨は体の前側だけではなく背面まで繋がっていますので、凝っていると上手く肋骨も膨らまないです。
⁡本来私達の身体は関節の数が多いだけ自由に動けます。人間の背骨は全部で24個ありますので、うねるような動きや自由度高く動かす事ができるのです。
⁡レッスン中に観察したりアジャストしたりしていると、背中が凝っていて、まっすぐな人も多いです。レッスンを受講していて、背中の筋力不足を感じている方も多いのでは無いでしょうか。
特に後屈は、様々な筋力を出力しなければなりません。
同時に、陰ヨガをしているようなリラックス感覚と呼吸が、後屈する事を助けてくれます。
更に、安全に行うには特殊なテクニックも必要ですので、後屈を苦手に感じる人が多いのも
当然かもしれません。レッスンを通して、ぜひ、そのあたりも習得していただけたらと思います。
⁡中医学の観点から背骨を見ると、背中側には 陽の経絡、”督脈と膀胱経”が通り、
お腹側には陰の経絡、”任脈と腎経”が通ります。
背中の側の”督脈”は、「陽脈の海」ともいわれ、「陽気の過不足を補う」ところになります。
陰と陽はバランスがとれていることが大事で、多ければいいというものでもないので、
任脈と督脈は陰陽の気を整える、ということになりますから、非常に重要な経絡です。
そして膀胱経は、体の中の余分な水分(湿)を尿として排泄するシステムをもっているところです。それだけでなく、五臓六腑さまざまな内蔵に関係するツボが縦に並んでいますから、
ここを調整することは五臓六腑すべて、全身の調整にもなります。
これらがつまらないようにするためにも、背中を冷やさない事、温めることは重要なんですね。
⁡“柔軟性と筋力のバランス”もまた、陰陽バランスです。
今月は、背中の滞りを改善して”軽い背中”を目指していくレッスン構成となります。
レッスン後は、心も軽く前向きになる事でしょう♪
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